もっと身近にセキュリティ

インターネット国勢調査で個人情報漏洩!?

▼封のされていない封筒がポスティングされていた・・・

平成27年は国勢調査が実施されます。基本的に5年に1回実施されており、第1回の国勢調査は1920年(大正9年)に実施されたそうです。今年で20回目になります。

今回の調査の大きな特徴は、初めてインターネットによる回答が可能になっている点です。すでに各世帯にインターネット回答用のIDと初期パスワードの配布が始まっていますが、このインターネット回答に関して一部不安の声が上がっています。

先日、集合住宅のずらりと並んだ郵便受けから青い封筒が突き出ている写真がTwitterにUPされ、話題になりました。

封筒にはインターネット回答用のIDと初期パスワードが書かれた紙が入っています。この封筒は、住民への手渡しが原則であるはずなのですが、ポスティングで届けられていることが明らかになりました。しかも郵便受けからはみ出た状態ですから、住人に確実に届けられずに、容易に他人にIDとパスワードを盗み見られてしまう可能性があります。この写真を見た人々から、これは問題だ、個人情報の漏洩だという意見が総務省に寄せられたそうです。

総務省の担当者によると、「手渡しが原則ですが、不在だった場合はポスティングをするようにしています」とポスティングも調査員に認めていると明かしています。ただし、その際は「抜き取られないよう、ポストの奥に入れる」ことを指導しており、Twitter画像のような事態は想定外だったようです。

インターネット上では、日本年金機構の情報漏洩事件を引き合いに出して、これだから国はダメで、マイナンバーの管理もずさんになるに決まっているという主旨の声もありました。たしかに、自分に届いたIDとパスワードが簡単に盗まれてしまう状態になっていては不安を感じてもおかしくない気がします。世帯員に確実に届けるべきものが届けられていないのですから、ずさんな印象を禁じえません。

なお、なりすまし回答をされてしまったかどうかはインターネット回答用のID・初期パスワードでのログインを試すことが一番簡単な方法です。(回答時に強制的に初期パスワードを変更させられるため、一度回答している場合は初期パスワードでログインできません。)